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 環境作り
食事を楽しくいただけるような環境作りを心がけることも大切です。

家族と暮らしている方は可能な限り食卓を共に

布団やベッドで食べるのではなく食卓に向う

取り扱いしやすい食器類の使用

こぼしても大丈夫なように身なりを整える

家族だけでなく人と食事をする(=交流する)ことも大切です。時に会食サービスやデイサービスの活用も考えましょう。

 調理の工夫
少しの工夫で食が進みます。ただし、やりすぎはかえって食欲を妨げます。

量より品目(品数)でバランス良く食べる。

食べやすい大きさにカットする(きざみ食)、すりおろしたり、ミキサーを使用して飲み込みやすくする。

とろみをつけて飲み込みやすくする(水などはむせやすく誤飲しやすい)。

  食事介助
できないこと、一人ではやりにくいことをお手伝いするのが基本です。お手伝いしすぎると自立を妨げます。楽しく声かけするだけでも変わります。

本人のペースを尊重し、ゆっくりと声をかけながら食べるお手伝いをする。

少しでも自分でできるように手助けする。例えば、手で食べられるように準備しておく、スプーンを用意するなどを考える。

 サービスの活用

ホームヘルプ配食などのサービスは、毎食や昼・夜だけの依頼が可能です。また、毎日、決まった曜日、必要な時期だけなど、さまざまな選択が考えられます。それぞれのサービスの提供者に相談してみませんか?

 福祉用具・補助食の活用
食べやすくするために、福祉用具を使ってみては?握りやすいお箸、落としにくいスプーン。割れにくい食器。少しのことでずいぶん楽になります。子どもが小さい頃、少しでも食事がしやすいようにといろいろな道具を使いましたね。その感覚で。

福祉用具の販売店でも相談に乗ってくれます。

 ≫福祉用具の活用

 ≫福祉用具事業所一覧

 !誤 飲
窒息や誤嚥性肺炎の原因になるので注意しましょう。

背筋を伸ばした姿勢で食べる。

あごが上がった姿勢は気管に食べものが入りやすい。

きちんと飲み込みができているか確認しながら食べてもらう。